2019年5月2日

新年号『令和』を姿勢を正して迎える

新しい元号『令和』を迎えました。
昨日の新天皇様の御姿は畏れ多くもお美しい姿でございました。

まだ明けて1日ですが、皆様は何か新たな決意など思い浮かんだ事はありましたでしょうか。

以前、姿勢を整えると身体のラインも整い綺麗になるという話題を述べさせて頂きましたが、
身体のラインが整うだけでは無く、姿勢を正す事で疲労感や集中力にも大きく影響します。
子供の頃勉強をしていて姿勢を正しなさい!と言われた経験は誰もがあるでしょう。
実はこれ凄く理に適っていて、背筋を伸ばすと脳が活性化するんです。
もっと詰めると呼吸がしっかり出来るようになり、
脳に行き渡る酸素が多くなる為、頭が冴えます。
勉強をするのに頭が冴えていなければ勿体無いですよね。

 脳が冴えるということは神経が全身通いやすくなるという事になります。スポーツでも
構えだったり、ポジションが大事と常に言われていますが、共通するのは頭の位置と腰の
位置がブレない動きが正確なパフォーマンスを生み出すという事です。
 「感覚受容器官」の働きをアップさせることも大切で、子供であれば裸足で遊ぶ習慣を
作るなど、足の裏には沢山の刺激を全身に届ける受容期間が存在しているので、動かす事
は非常に良い運動です。

 猫背、なで肩、反り腰についても頭の位置が正しいポジションになれば自然と治ってき
ます。背中の丸まりは呼吸と関係が深く、口呼吸や前かがみの状態で仕事をしている人に
起きやすい癖です。そして重要なのが腹筋です。と言っても6パックのような腹筋の事で
はなく、体幹を安定させる為に力を込める腹筋の事で、これが弱いとお腹も出てきて腰痛
の原因を作ったり、あまり良いことはありません。また体幹部の姿勢が悪いと消化不良も
起こしやすくなり、内臓への負担も増えてしまいます。これは疲れやすい原因です。

 というところまでを前置きに自律神経とのつながりを、姿勢の良し悪しは接客や人との
コミュニケーションにも影響し、ネガティブな感情を生み出す原因にもなるんです。
ある研究結果では背筋が伸びていない人には話かけ辛いというデータまである程、姿勢や
表情は重要なコミュニケーションの柱となっています。
 例えば人に上に乗られて圧迫を受けると呼吸が出来ないのは当たり前ですよね。それと
同じで、姿勢の悪さは呼吸を苦しくする事であり、酸欠を生み出す事が自律神経に大きく
影響を与えています。

 自律神経に関係する部位で、特に頭を支えているのは首です。首には太い血管が走っており、
重たい頭が前方に傾いた姿勢を続けると血管が詰まっていきます。
周辺のリンパのつまりは肩こりや背中の張りにも作用し、
交感神経を優位にさせてしまいます。
交感神経が優位になると血行状態が悪くなり、
様々な箇所に悪影響が出てきます。
背筋を伸ばす!と簡単に言えますが、
ずっとそれを意識して生活するのは疲れますし、
改善するポイントとしては同じ姿勢を続けているなと思った時に、
すぐ深呼吸をしてみる習慣をつけましょう。
それだけで変化があります。

頭がすっきりと働いていれば
閃きの速度も速くなり、いつもの仕事も
変化に富んだものになっていくでしょう。

今現在、運動を行っていない方は
令和元年から新しい取り組みとして
運動の習慣化、姿勢に対する意識を取り入れて行きませんか。